最高の実験音楽たち
自分は映画音楽を聞くために映画を見ていると言っても過言ではない
その音楽を聞くために映画音楽のコンサートも何回も行った
そんな自分がこの映画の存在を知ったらそれはもう見に行くしか無い
無声映画の時代から存在していた映画音楽を、歴史とともに様々なコンポーザーのインタビューを添え俯瞰していく
そして最後は現在の実験音楽との親和性の高さとトレント・レズナーを始めとしたミュージシャンや打ち込み音楽の可能性を示して終わっていく
これぞまさに映画音楽の総決算的一本なのではないだろうか
自分は特にハンス・ジマーやアレクサンドル・デスプラが好きだったので、その二人のインタビューを聞くだけで映画代金の元は取れたというものだ
また、映画音楽こそが実験音楽の最高の実験場だと自分は考えているがそれをコンポーザー自身が思っていたということに嬉しさを感じられた
こんなに独創的で変な楽器使いまくれるのって映画だけだよなぁ
そして超一流の人間も感じる重圧やプレッシャー
これをうまく描けていたなという風に思う
結局どこまでいっても創作するということは簡単ではないということを痛感させられた
本当に過酷な世界だ