ガンバる

すばらしき映画音楽たちのガンバるのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
4.0
ジョンウィリアムズとハンスジマーはもう神の領域らしい。
私はジェームズホーナーの音楽に魅せられてきたが、最後にジェームズキャメロンが涙を誘うコメントを残していらっしゃったし
映画音楽はどれだけ多くの人と時間がかかっているか、どれだけ大変なことか、
製作者全員の息が合わないと永遠に完成しないことがわかって、映画音楽の本当の偉大さを知った。
普段見ている時は音楽中心に見ることなんて少ないのに、見終わったら自然と口ずさんでいる。作曲家曰く、それが成功なんだと。本当に素晴らしいものを作り上げた時は、何時間演奏しても休憩時間を裂くのも惜しいくらい余韻がすごいらしい。

衝撃的だったのが、公開まで二週間(もうポスターもCMも出てるのに^_^)なのに曲が半分しか完成していないという状況が往々にしてあるということだ。映画が商業化しすぎて芸術性を奪っているのが問題だというコメントにハッとなった。日本の異様な公開の遅さとも繋がることだ。

この映画の面白くしているのは、途中ではさまれる心理学者の「音楽が身体にもたらす作用」についての解説だ。映画音楽を聞いてゾワっとするのはなんで!??などいろんな疑問を解決してくれる。

いとんなジャンルの超有名な作曲家のインタビューがたくさん詰まってるから、全く見飽きることがない。(特にジョンウィリアムズとスピルバーグのとこ感動するくらい崇高な話だった。)

YouTubeでいくらでも誰でもインタビュー見れるんだろうけど、これはなんというか映画を再発見できる映画。映画好きにはたまらんと思うな。(特に昔の映画に詳しい方には。)
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