LalaーMukuーMerry

すばらしき映画音楽たちのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
4.4
映画にとって音楽がどれほど大切なものか、そんな当たり前のことについて、名作と切っても切れない名曲を例にとりながら、普段気がつかない角度から納得させてくれる、とてもためになって満足感に浸れる一本。プロローグに続いて「ロッキー」のテーマから始まりますからね、いきなりアドレナリンが。
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作曲家、映画音楽プロデューサー、脳科学者、スタジオミュージシャン、収録スタジオの技術者たち(編集ソフト担当、オーケストレーター、編集者)、映画音楽にたずさわる非常に多くの人々のインタビューからなるドキュメンタリー。彼らの話す内容に合わせて、名作の名シーンが取り上げられるのだが、これがとても説得力があって面白いのです。みんなの脳にしっかり刻まれた懐かしい名曲がたくさん出てきます。
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映画音楽発展の歴史、
・無声映画時代から映画には音楽があった(上映会場のピアノ、オルガン)
・初めてオーケストラを使った名作「キング・コング」
・初めてジャズを取り込んだ名作「欲望という名の電車」
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映画名曲の作曲家列伝~作曲家が(監督も)作曲家を語る 
・アルフレッド・ニューマン:20世紀FOXのファンファーレ
・ジョン・バリー:「007/ドクターノオ」
・エンニォ・モリコーネ:マカロニ・ウェスタン「夕陽のガンマン」
・バーナード・ハーマン:ヒッチコック作品「めまい」「サイコ」
・ジェリー・ゴールドスミス:「猿の惑星」
・ジョン・ウィリアムズ:「ジョーズ」「スターウォーズ」「ET」「ジュラシック・パーク」「インディ・ジョーンズ」「スーパーマン」
・ダニー・エルフマン:「シザーズ」「バットマン」
・トーマス・ニューマン:「ショーシャンクの空に」
・ハンス・ジマー:「グラディエーター」「インセプション」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ダークナイト」
・トレント・レズナー/アッティカス・ロス:「ソーシャルネットワーク」
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映画における音楽の力
・大切な “スポッティング” セッション
・音楽が観客の視線を振付け(誘導)している
・音楽を聴いて鳥肌がたつのは何故?
・一人歩きを始める名曲:「タイタンズを忘れない」
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音作りから収録現場まで
・音つくり(楽器選び)、モチーフつくり、イメージと編曲
・スタジオ収録:研ぎ澄まされた感覚たち
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エンドロールの後にも、エピソードが一つあるから必ず最後の最後まで見てね。「タイタニック」の監督ジェームス・キャメロンが語る、作曲家ジェームス・ホーナーとの “スケッチ“ のシーンついての秘話。これもよかった!