ここにーる

すばらしき映画音楽たちのここにーるのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
3.5
確かに名曲は数あれどレコード店の隅っこにしかもバーター(オムニバス)でしか売れないクラシック崩れ、そんな不遇なイメージしかない映画音楽たち。まさにそのバーター的なドキュメンタリーではあったが、その職人芸にスポットライトを当てた企画ものとしてはとても有意義で面白かった。

ただ趣味の違いが如実に現れて後半は退屈至極。ジョン・バリーの『死亡遊戯』、大野雄二の『カリオストロの城』のLP を擦りきれるほど聴き、『フットルース』『トップガン』『パルプフィクション』などのポップス系サントラに思いを馳せていた私の集中力ではこの映画を真に楽しめたとは言えないのではないか。映画音楽を不遇な場所に追いやった一人として複雑な気分でもある。