綾

ビッグの綾のネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ(1988年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃよかった……
この年代のアメリカ映画のもつ空気感が好き。懐かしいような、あったかいような。

ゾルダーの薄気味悪い感じ、めちゃくちゃわくわくした。こういうの大好き☺️

スーザンがポールに言った「彼(ジョシュ)は大人よ」がとても深い……「大人っぽい」にも「子どもっぽい」にもいろんな意味合いがあって、大人らしさと子どもらしさの良いとこ取りをしながら成熟できたら理想だなあって。ちょっと大学時代のゼミの恩師を思い出しちゃった。誰より大人で、誰より少年のままな先生が大好きです。

ジョシュの「ぼくは13歳なんだ」に対するスーザンの、Oh, and who isn't? You think that there isn't a frightened kid inside of me too? もすばらしい台詞だった。
一緒にくる?と訊いたジョシュに「私はその年を生きたわ。一生に一度で十分( It's hard enough the first time. )」と返したのも、痛いほどわかるなあ。

何よりラスト、子どもの姿に戻ってこちらをふり向くジョシュを見る、スーザンの優しい表情がたまらなかった。切なくて、いとおしくて、寂しくて。胸がきゅう……ってなった。

それにしても、わたしが13歳のときは、もうすでにあんなに無邪気じゃなかった気がするなあ。

なんだか久しぶりに「キッド」が観たくなってしまった。あの映画も大好き。

また必ず観たい。すごくよかった。
綾