桑田ファンは多いと思うが、上映数極少…。
加山雄三、桑田佳祐、他。
茅ヶ崎は何故、和製ポップスや優れた音楽家を生むのか？を旧友が検証していく御当地密着ドキュメンタリー。
昔、海民(かいみん)は家を持たず、一方で才能溢れる職人や芸人は海民からたくさん生まれた、と人類学者の中沢新一は語る。
また、海民の神様は住吉様であり、海のリズムや音と地元の祭り(浜降祭)の音色と音楽人との関係性、日本語がユーラシア大陸の果ての吹きだまりとして、多様な言葉の許容と混在で成り立っている事と日本語を英語の様に唄う彼の独特さと良い意味での胡散臭さ、興味深い話が色々と語られている。
祭りの多くは豊穣や繁栄への感謝や祈りだが、男女の色っぽい部分がさりげなく表現されていたりするという。桑田佳祐は「祭り」を軸に日本人が求めている所を巧く音楽表現している達者な芸人だという見方なども語られ、面白かった。
SAS結成だと青学からの歴史だか、本作の後半は桑田佳祐の高校学園祭でのバンドデビュー秘話がドラマ挿入されていて、なかなか楽しい。「モテたい！」全力ですな、この頃は。
主題歌のMy Little Hometownも彼らしい良い歌。
でもエンドロール後に「もう一曲」有りますので、最後まで貴重な烏帽子岩ライブをお楽しみ下さい～♪ (^_-)b
