この手の世界史系戦争モノはあまり好んでは観ないが、ブラピ出てるしとりあえず観てみることに。
「トロイの木馬」のエピソードくらいしか予備知識を持たずに観た自分でも、それなりに話がわかったので、このジャンルでは割とわかりやすい方かな。
すごく面白いというわけではなかったけど、長尺が気にならない程度には面白かった。
観た後に色々調べたら、ホメーロスの「イーリアス」という叙事詩を元にしているらしい。原作には神々が登場するところ、映画では登場せず、その点で賛否あったようだ。
まぁ自分は特に思い入れが無いのでどっちでもいいけど、この映画で神様が出てきて形勢逆転とかなってたら興醒めだったかな。調べる前はこの映画が史実だと思ってしまうくらい、リアリティがあったので、ある意味良いリメイクだったんじゃないだろうか。
当然ながら全編通してブラピ演じるアキレスの存在感が強い。鍛え上げた身体で軽やかに戦うブラピは一見の価値あり。
あと、ブリーセイスに語る「神々は我々を羨む」のくだりは痺れた。
エリックバナはどっかで観た事あるなと思って出演作を見てたら「ブラックホークダウン」に出てる人だった。オーストラリア出身で、コメディアンでもあるというのが驚き。
ダイアンクルーガーはドイツ出身、オーランドブルームはイギリス出身と、全体的にアメリカ以外の出身の俳優が多いのは、意図したキャスティングだったのだろうか。