桔梗F

南部の唄の桔梗Fのレビュー・感想・評価

南部の唄(1946年製作の映画)
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依頼があったのでディズニー映画レビューですよ(^o^)
だから、ほんとにディズニー映画ですってば!
封印されただけで(|| ゜Д゜)

ディズニーランドの「スプラッシュマウンテン」の元ネタで、映画の音楽が使われたり、パレードに登場したりもするが、なぜかなかったことにされてる幻のディズニー映画…

19世紀末のアメリカ
南部の農場に家族で引っ越した白人のジェニー少年一家と農場で働く黒人奴隷リーマスおじさんの心温まる実写とアニメの融合映画(*^^*)

実写映画中にリーマスおじさんがジェニー少年にお伽話を聞かせるとき、そのお伽話がアニメとなる。

アニメはウサギどんとキツネとクマのドタバタ劇。

食われそうになるウサギが知恵や一休さん並のトンチで絶体絶命のピンチを切り抜ける「トムとジェリー」系

映画中3回アニメが挿入されます。
挿入されるのはアニメで、アレではありませんよ(゜ロ゜;

たいへんハートウォーミングストーリーものでして、唯一のピンチと言えば、ジェニー少年が牛にカンチョーされて、命を落としかけるくらいでしょうか(´д`|||)

名作なんですが…
結局、某黒人団体の抗議で潰されてしまったんです。

さて、特に黒人差別してる描写もあまりないんですが、なぜ抗議されてしまったんでしょうか?

それは「19世紀末のアメリカ南部」で、黒人奴隷と白人が仲良くするわけないだろ!ウソつくなこのちんかす野郎!」といったところ。
歴史捏造を問題視されました。

まあ実際「マンディンゴ」とか「ジャンゴ」「ミシシッピバーニング」など観れば、過去アメリカ南部で幸せで白人と仲良し黒人はかなり無理がありそうなので、映画内容はファンタジーだなと思われます(;・∀・)

日本でも1992年にVHSが販売されましたが1995年には販売中止、廃盤となり、幻の映画となるのだった…

ウォルト・ディズニーは差別主義者とよく言われるが、本作のような黒人と白人の仲良し映画作るくらいだから、実はいいやつなのではないか?

答えは、否である( ;∀;)

本作公開時に封切りセレモニーやったのだが、ウォルト・ディズニーは主演のリーマスおじさん役のジェームズ・バスケットをイベントに呼ばなかったのである…

呼ばなかった理由は「黒人だから」だそうな(^o^)←おめえが作った映画だろが(笑)

さすがウォルト・ディズニー!( ;∀;)b
シビレルくずっぷり(^3^)/

余談ですが、少年ジェニー役で当時のディズニー映画主演にひっぱりだこだったボビー・ドリスコールは若くしてドラッグのオーバードーズで亡くなってしまった…
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