ヒデ

南部の唄のヒデのレビュー・感想・評価

南部の唄(1946年製作の映画)
3.8
この映画はアメリカなどの黒人差別に敏感な国では非常に批判が多くアメリカのディズニーリゾートからは消されることとなりました。そしてこの判断には結構意見が割れています。俺はどちらかと言えばこの判断には反対です。そもそもこの映画に対する見方はかなり沢山あります。エンディングが人種差別だ!などとの意見を沢山見ます。ですが僕が思うにそれはないと思います。まず製作された年が1946年という俳優は白人しかいない時代に黒人を出すとはかなり勇気のある行動です。ただこの黒人を晒し上げたという意見などを見ますが、純粋に彼らの自由を尊重しようとしたように僕には見えます。この映画は子供のために作られています。なので人種差別だ!と言ってる人はちょっと深読みしすぎに思えます。子供が見るのだからそこまで製作者も深く考えてないと思います。むしろ子供に人間は肌の色で判断するなと教えている映画に思えます。


かなり前置きが長くなりましたがレビューに入ります。割と楽しめました。まずアニメーション技術はさすがディズニー!という感じでした。戦後すぐに作られた映画とは思えないほど良いです。ストーリーもまあ良いです。ディズニーっぽくハッピーだけど全然悪くないです。テーマソングもやはり良いです。陽気な感じでこの映画の雰囲気にぴったりですし、純粋に良い音楽です。全体的に良いですが、たまにちょっと子供っぽすぎて退屈した感じです。
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