見るつもりはなかったけど、監督と同い年ということを知って鑑賞。
実は親友は妄想でした!みたいなかんじになると思ったらリアルだった。現実と非現実を行ったり来たりしてみずみずしい作品だった。
ラストはなんかリアルというか、心のどこかで罪悪感があるにもかかわらず、裏切るさまは子供から大人へ変化する微妙な心の動きを描いている。小さな裏切りという意味できっと誰しも一度は経験しているはず。
夏休みじゃなくてあの瞬間だけだったんだろうな。その不可逆さが悲しくて、痛い。その痛みを描いているこの作品は素晴らしい。