あもすけ

少女邂逅のあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

少女邂逅(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

言葉で投げかけながら、じっと相手の表情を見つめたり、声に耳を澄ませて、ずっと確かめている。そして、いつも最後には自分で拾ってしまうみたいな、紬の振舞い。それまでの言葉に込められたものはどこからか届かないままとなって、ずっと抱えるひとりとなっていく。そうしてしまうよ。なんでか、そうしてしまう。期待も失望も繰り返しながらずっと後ろめたくもあって、だから、手遅れだとしても、すごく勝手に、その傷と痛みに、気持ちを受け止めてしまうし、そのことがなんか自分で気持ち悪いし、その反対に、生きてきて知っていようと知らなかろうと自分が踏んできた心を、その痛みを思っていた。
あもすけ

あもすけ