このレビューはネタバレを含みます
上映期間中は何回か見る予定なので、その度に追記するつもりだが、「花に嵐」程、テンションは上がらなかった。
今作のが編集、演出も出てる人達も良くなってる印象はある。
しかし、どうも何かどうにか。
今作を見ると「花に嵐」が映画は完成したんだなと思えるラストだった印象。
それを踏まえると今回はダメだったように思える。
カメラを再び手に入れる前作と
カメラを他人に取られる今作とでは印象が全く違った。
海で笑顔で終われたラストも
今回は今まで居た人達がいなくなったり。
前作にくらべると明らかに自分勝手で嫌な奴に見えた主人公。
似てるけど似てない。
また見たら印象が変わるかな。
追記
1回目見た後にパンフレットや他の人のレビューを確認して、2回目の鑑賞。
セリフに集中できたので、より話を自分なり解釈できたような気がする。
新歓の怪談では、その女に選ばれ、その女性で映画を撮れば傑作に。
岩切は本当に聖なるものに選ばれたのか?
なんて思いました。
2回目見ると意外と話が飛んでるなと。
合宿は一体どうしたんだ?
途中抜けたのに何もないのか?
橘先輩のデスク横の小さな仏壇は一体誰の?
追記2
何回か見たが、やはりうまくない所はうまくないなぁと。
鑑賞当初は花に嵐と比べ、物足りなさを感じていたが、今も前作のが良いという考えは変わらない。
良い所も見るたびに発見があるがそれと同時に悪い部分も。
でも好きな作品。
追記
映画を見て大分経つが、気になる事が。
パンフレットでもエヴァと絡めて評論され、監督もそれについて否定してないけど、どちらかというも少女革命ウテナがより該当すると思うんだが。
ポスターも後ろに貼ってあったし、話も男からの解放で通ずるものがあるし。