途中までは監督のセンズリ映画やと思って観ていたのだが、杉本彩先生が暴走始めたあたりで監督と杉本彩先生の公開体当たりセックス映画だったのか！と膝を打ちましたわ
半グレ詐欺集団のボスが恋人や仲間に裏切られて鬱になって堕ちていくよ、って話
基本的には酷い脚本の作品ですし、リアリティのない事を真面目な顔して描かれても…なんて観てましたが
まさにその杉本彩先生が登場した後半から作風がガラリとアホ路線にシフトチェンジしましてね、ちょっとだけ、ちょっとだけなんですがワクワクしてしまいましたよ
杉本彩先生が演じるのは脳科学者だかなんだか、ちょっとサイコな先生でしてね
集めてきた鬱病患者達を手下を使い虐め倒しましてね、「投薬治療なんて甘いのよ！死を目前にすれば覚醒するんだから！」などと宣います
挙げ句の果てには抵抗する患者はブッ殺す！ってなもんでして、散弾銃を乱射する杉本彩先生、やっほい！
完全に怯えかえる患者に「ロボトミーってしってるかしら？」なんて、インパクトドライバーで頭を貫通、「あら、ダメだったみたいね、じゃあ次はあなた…」
もうさすがです！としか言えないですわな…本当に治療する気あるのか？
このロボトミーのインパクトがまた本作では重要な役割を果たしましてな、杉本彩先生の横暴に怒髪天で暴走する主人公は見事に脱出に成功！杉本彩先生の思惑通りかなんなのか？鬱なんかサッパリ忘れてかつての仲間に復讐に！その手には奪い取ったインパクトドライバー！
そしてなぜかインパクトを得物として使用するキチガイが主人公以外にもひとりおりまして、インパクト通り魔
終盤にはインパクトVSインパクトという、インパクト好きにはたまらないインパクトバトルが観られるのであります！インパクト万歳！
とりあえず杉本彩先生とインパクトドライバーという本作のチャームポイントをふたつあげさせていただきましたが、他には特に見所は無く、アホくさ、と鼻毛を毟って溜息を吐くしかリアクションのとれない作品でしたので
杉本彩先生の大ファンという変態さんと、好きなブランドはマキタです！という電動工具好きさん以外は是非スルーしていただきたい珍作でした
