ウディ・アレン監督いつもながら容赦ないなぁ、なんか女に恨みでもあんのか!モテなかった男の復讐?例の事件も含めて。
ジニーの終始不機嫌で仏頂面な ″感じの悪さ″ がスクリーンいっぱいにダダ漏れ、ケイト・ウィンスレット適役です(何をやっても適役と思わせる世界一の女優さんだと思います)
人生を変えたい、と思い この男こそは変えてくれる、と思って次々に男を替えてぶら下がり続けて生きてきたジニー、他力本願な願いは叶わないものです、だって素晴らしい人生を生きる資質が元々ないんですよ、こういう人
今の夫ハンプティとも喧嘩ばかり、でも夫に「俺を捨てないでくれ」と言われます。夫に依存されているジニーは、依存されていることに依存して そこに唯一のアイデンティティを見い出して生きていくしかないのだなぁ。ちょこちょこと男をつまみ食いし見果てぬ夢を見るのも限界っしょ、もう子育てちゃんとしましょう!
観覧車に乗っていたら此処ではない何処かへは行けないんだよ、というお話、楽しめました。