ヤマダ

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇のヤマダのレビュー・感想・評価

3.8
待望のジェレミー・ソルニエ監督作。
その土地、そこに住まう人々、あるいは特定の人が持つ闇の物語。
難解さ極まるというか、解釈の余地はあれど明確な答えは一切描かれない作りなので、駄目な人には全く受け付けられないだろう。
ソルニエ印の生々しさ溢れるバイオレンス描写も今回は少し控えめ。(ただ作品内死亡人数はぶっちぎりで1位なのが笑える。)本作にも物語の真相へのヒントが無い訳では無いが、原作小説では話のオチがもう少し分かりやすいらしい。が、まさに闇の中の如く何も捉える事が出来ないような、その中に入り込んでしまう感覚を味わえる本作はこれはこれで、嫌いじゃない。
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