『ニキータ』や『アトミック・ブロンド』、『レッド・スパロー』など西洋の女性殺し屋アクションは数々あれど、この韓国アクションは従来の映画にはないオリジナリティにあふれている。
やはり、情念とでも言うべきものだ。
主人公が単身でいかつい男たちを次々倒したり、ある組織で監禁状態から逃げようとすると、周囲の女性たちが落ち着いていたり、夢かと思う設定が面白い。
そこに情念が絡むのだ。
また、恋愛パートも長いようでこれがまた終盤の情念に火をつける。
キム=オクピンすげー。いろいろな表情や立ち姿。
けっして峰不二子のようなグラマラスなスタイルではないが、革のボディスーツがよく似合う。
アクションも、カメラワークも斬新なのは言うまでもない。
ジョン・ウィックもかなわないカッコよさだ。
樋口可南子と松下由樹の若い頃に似ている、「部長」も良い。渋すぎ。