ひいぃ～激辛！
でも強烈な辛さが舌を焼くばかりで､ 肝心の｢旨み｣はどこへやら …
そこがちょびっと残念な超絶アクション映画です。
一人称視点の長回しをはじめ､ さまざまな趣向を凝らした戦闘シーンはかなりの迫力。
｢高地戦｣で人民軍狙撃兵"2秒"を演じたキム･オクピンが､ 120分間ひたすら暴れまくります。
主人公オクピンの前夫を演じているのは韓国映画界随一のカメレオン俳優､ シン･ハギュン。
このご両人､ パク･チャヌク監督の｢渇き｣でも夫婦を演じておりましたね。
あの作品で｢マザコンでいつも鼻水垂らしてる自己中DV夫の幽霊｣という気持ち悪いキャラクターになりきったハギュン氏が忘れられません。
さて､ ｢悪女｣に話を戻しましょう。
う～ん… え～っと…
やっぱり冒頭に記したとおり､ 怒濤のアクション以外にこの作品について語るべきことが見あたりません。
最初から最後まで息継ぎなしの釣瓶打ち(←死語)アクションをお求めなら､ 強引かつ豪快に全編を一人称視点で押しとおす米露合作SF映画 ｢ハードコア｣をお薦めします。
ただしアレをご覧になる前には､ しっかり酔い止め薬を飲んでおきましょう。
ヘイリー･べネット最高！(笑)
2018 ｰ 78
