アキラナウェイ

悪女/AKUJOのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)
3.5
こ れ は す ご い ! !

え?どうやって撮ったの?
圧ッ倒的主観カメラで捉える、オープニングアクションから、目が釘付け。開いた口が塞がらない。

最愛の夫を殺された殺し屋スクヒ(キム・オクビン)が、単身乗り込む敵のアジト。スクヒの目線で繰り広げる超ド級アクション!!50人以上の敵をバッタバッタと血祭りにッ!!銃の弾丸が切れたら刃物であらゆる身体の部位をブッ刺すブッ刺すブッ刺す!!

す ん げ ーーー ! !

その後、国家組織に匿われたスクヒは、更なる訓練を受け、元々宿していた子供を出産し、組織を卒業する。他人の名前、別の人生を与えられ、組織の任務を執行する政府直属の暗殺者となる。偶然隣同士で引っ越してきた男性と恋に落ち、結婚式を迎えるが、その日に下された任務の標的は、かつて愛し、死んだと思っていた元夫だった。

うーーーむ。
アクションは満点なのに。

途中のラブストーリー展開が甘ったるい!!
個人的に、ここはいらなーーい!!
しまった。ラブストーリー嫌いが、まさかこんな所で足を引っ張るとは…。

もっと強い暗殺者でいてくれよスクヒ。
せっかくの序盤のアクションで上げたテンションがダダ下がり。

とは言え、バイクチェイスの日本刀アクションとか、ラストバトルの、車のボンネットからバスに乗り込んでからの主観アクション再来に、再びアクション熱が再燃!!

もう1回聞くけど、
え?どうやって撮ったの?

ワンカット風に見せるアクションの連続は、カメラに飛び散った血糊が拭き取られた事で編集の手が加えられた事はわかるけど、完全にシームレスに見えるし、弛緩なく繋がったアクションシーンは、何せ息つく暇がない!!

個人的に中盤のラブストーリーがいらないとは言ったけど、愛する者の喪失が、最大のカタルシスを生む事は分かっているので、一概にラブストーリーパートを批判出来ないけど、個人的にはただむず痒い時間だったなぁ。

ストーリーなんてそっちのけで、この凄まじいアクションの連続で駆け抜けてくれても良かった。

スクヒの元夫の顔が、元少年隊のヒガシこと東山紀之に似ていて、でも中古品みたいな出来損ないに見えて仕方がなかった。同じ様に感じた方、いいねボタンをお願いします。