ち

映画ドラえもん のび太の宝島のちのレビュー・感想・評価

4.0
ちょっと長め
内容に関する言及あり

南海大冒険か…?と思わせてからの急展開は見事。過去にも宇宙にも行かないが、冒険感は実によく出ている。博物館や南極のようなワクワク感が詰まっていた。
海底火山の噴火で日本の領海に島が出来るのも、時事ネタ盛り込んでてよかった。もうちょいSF要素あっても良かったと思うけど…
雲の王国や結婚前夜、その他通常回を観ている人にはニヤリとできるポイントがいくつか。こういうところも最近の傾向っぽい。あと作画が原作寄り?お腹が鳴ったときのしずかちゃんの顔は確かに原作風だった。
子どもには間違いなくわからないであろう言葉や表現がサラリと使われていて、(治外法権とか)それを大泉さんは懸念していたらしいけど、のぶ代ドラでは別に珍しいことでは無かったと記憶している。映像作品が手軽に何度も楽しめるようになった今、これを観た子どもが成長した時、あるいは親になったときに再度見返して、より深く作品を楽しめるよう見通しているように感じた。現に、思いっきり子供向けに舵をとった○○○○○は大コケしてるし。
最近の傾向といえば、そこそこお馴染みのひみつ道具を名前も呼ばずにしれっと使うの増えてる気がする。博物館以来かな。そういうの好き。

シルバーの行動に疑問点が多かった。なんで海賊やってんの?今回の主題・SF要素はエネルギー問題だったと思うんだけど、家族愛にスライドしちゃって、あれあれ地球の未来は…?と首を傾げてしまった。正義と対立するのは別の正義では?
シルバーのやってる事自体はよく分からんが、行動原理は説得力が強いと思うので、もう少し「何も知らない子どもたち」を説き伏せても良かったろうになぁ、と惜しく感じた。


前置きはこれぐらいにして、しずかが歴史的にかわいい件。
ここ何作か明らかにかわいすぎるし、宣伝ポスターもかなりのもんだったけど、本編見てびっくりした。
言動が全部かわいい。あと髪を下ろしてるのマジでかわいい。
船内のお風呂に入って星空を見上げているときの背中がエロい(多分全作品で一番エロい)。早く地上波で見たい。
ち