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囚われた国家のぴーとのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
4.0
なんか観てる間は眠気も出てくる地味さなんだけど観終わってからじわじわと面白さが広がってきてるようなあとになってから効いてくるボディーブローのような、明後日にじわじわと痛みがくる筋肉痛のようなそんな映画だ。

地球外生命体に侵略され人類が敗北し支配されて数年がたつ世界。
エイリアンのことを『統治者』と呼び支配下に下ることで生き残る道を選ぶ人類と反乱を企てるレジスタンスとの人間vs人間の追う者と追われる者のサスペンスが展開する。

怪人ウニ男(?)みたいなエイリアンや巨大な岩みたいな宇宙船も出てはくるんだけど基本人間同士の争いで地球の資源を吸い取られて荒廃していく渋い世界観がじわぁっと染みてくる。

一般人の中に溶け込んでるレジスタンスのメンバーが集結していく高揚感とあとやはり表情の変化の少ないマリガンの行動と心情を考えるとグッとくるものがありますねぇ。
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