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囚われた国家のyumeayuのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
3.0
『マッチをすり、戦争を起こせ』

2027年。地球はエイリアンに侵略され、過酷な監視社会となっていた。貧富の差が拡大して街が荒廃する中、自由を取り戻すためにレジスタンス組織が反抗計画を実行しようとしていた…。

『猿の惑星:創世記』を手がけたルパート・ワイアット監督による近未来SFサスペンス。
パッケージから想像すると『インデペンデンス・デイ』的なSFアクションを想像しがちですが、中身はめちゃくちゃ硬派なSFドラマでした。

地球はエイリアンにより支配されていますが、実際に管理を任されているのは人間ということで、争いの構図としては人間同士の抗争が中心となっています。
しかも、レジスタンス組織が非常に地味に活動しているので、エイリアンとドンパチやりあうような展開は皆無です。リアルといえばリアルなんですが、展開はとにかく地味です。
パッケージに描かれている宇宙船やロボットのようなものは、遠目でちょこっと出てくる程度です。地球を支配しているエイリアン(ウニ星人?)にしても姿がはっきりと分かる場面は非常に少ないです。

それでも、統治された弱者達が一矢報いる展開はスパイ映画のようでもあり、なかなか緊張感があって見応えがありました。
ただ、何度もいうように展開が地味なので、万人におすすめできる作品ではないですね…。