マサラ

三つの光のマサラのレビュー・感想・評価

三つの光(2017年製作の映画)
3.6
光と影。表と裏。本音と建前。本気と浮気。自分と他人。マサキとK。アオイとミチコ。相反する様々な要素を包括するのは画面いっぱいに落とし込まれた数多くのメタファーたちに対して、登場人物と同じように、観ているこちら側も「察する」ことしかできない。非常にわかりにくい映画だったが、婚約破棄のシーンの棒読みの手紙やイラスト、テニス教室のシーンなどは内容抜きに考えても観ていて笑った。過呼吸のシーンは心が痛くなったし、壁打ちの映し方は結構好みだった。
しかし、抑圧され陰鬱な日常から逃れるように集まって、結局どこへ向かおうというのだ。
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