黒柴

我は神なりの黒柴のレビュー・感想・評価

我は神なり(2013年製作の映画)
4.0
ひと昔前の日本のアニメってこんな感じだったなぁと。
それはさて置き、ダムに沈む村人に支払われる保証金詐欺師、その詐欺師の片棒を担がされる牧師、そしてメインとなる娘の貯金も飲み代に使ってしまう暴れん坊の男と三つ巴の図式で話は進む。

そしてさすが韓国映画!と思う誰も幸せにはならないと言う鬱映画プンプンでした。
村人たちは保証金詐欺師の巧みな話術で洗脳され財産を捧げようとする。捧げることで天国に行けると日本でもインチキ臭い宗教団体が問題になってましたよね。

だいたいね信じる物にお金がいるなんて、そもそもスタート地点がおかしい。

暴れん坊の男の事なんか誰も信用してない。そして刺されようが頭を鉄パイプで殴られるようが無敵なんだ!(^.^)

そしてアニメでさえ韓国映画の出てくる警察はクズ!この映画に出てくる人はまともな人は居ません。みんなおかしいのです。
小さな村、金を巻き上げる詐欺師、警察と小さな地域の事だが実際にありがちな話であり、怖い話なんです。
終盤の娘が暴れん坊の父親に対するメッセージを読み上げ号泣する暴れん坊の父親、ここで話が終わるかと思いきや、さらに被せてきましたよ!これは観てからのお楽しみに^_^

しかしこの映画、セッキャー!が何回出てくるんだ?ぜひ実写版で観てみたい映画ですね。もちろん暴れん坊の父親役はミンシク様でね。
韓国映画のこんなどうしようもない救い様のない鬱映画大好きです。
黒柴

黒柴