さぴお

我は神なりのさぴおのレビュー・感想・評価

我は神なり(2013年製作の映画)
2.9
宗教をモチーフにした韓国アニメーション

作画面はフラッシュのような動かし方で、デザインは昔のマッドハウスのようです。
マッドが育てたというDRmovieの影響でしょうか。
所々が非常に今敏っぽいです。

冗長な演技が多数あり、もっとカット割がなんとかならんものかと見ておりました。
正直、日本のアニメーションはまだまだ安泰だと安心しましたね。

シナリオ面では、韓国映画によくある
ブチギレ主人公が真実を追及していく系。
このブチギレ親父、娘の学費をギャンブルに使い込み、DVは当たり前で怒鳴り散らしまくりのとんでもねぇ親父です。
『骨と血』のたけしくらいとんでもねぇ野郎です。

真実と怒りを胸に鎌をもって、暴れ回ります。
親父も悪いし、宗教の輩も胸糞悪いし、宗教を盲目に信じる村人の脳ミソすかすか具合にも腹が立つ。
なんとも煮え切らない作品となっておりますね。
溜め込んだフラストレーションは特に消化されないので悪しからず。
さぴお

さぴお