あきら

我は神なりのあきらのネタバレレビュー・内容・結末

我は神なり(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

おっと、オレの知ってるキリスト教と違う!

信仰宗教みがあるし、なんか呪術的ってか土俗的?あの変なダンスとかなんなんだ⁈

けど元々信仰ってそういうものなのかもね。
何かに縋り祈るっていうのは、得体の知れない原始的なエネルギーを内包するのはわからなくもない。

いろんな意味で愚かな人間しか出てこないんだけど、何気に腹が立つのって実はあの牧師だ。
善良な顔をして詐欺師の思うままになってた。信仰心の名の下の思考停止が不快。

ただ宗教関連で難しいのは、善悪じゃなく、嘘まみれでも救われる人があるってのもまた事実。たとえどんなカルトであっても。

自分に罪はないと思いこむことこそ最も罪深い。「おぞましいのはお前だ」ってまさにそれなんだけど、あの男が、あの娘が、自ら選んだ道がそれだというなら、彼らにとっての決着はついている。
ならばこれもひとつの「救い」の映画であるのかもしれない。
納得はしにくいけどね。
あきら

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