このレビューはネタバレを含みます
住人が失踪した家屋を取材するTVクルーたちが、肉眼では見えない長身の怪人に襲われるホラー。
面白かった!
「カメラには映るけれど、実際には見えない」という設定の見え方(見せ方)が凄く絶妙で、想像力を掻き立ててくる。
POV方式であることに、ただ「リアルっぽい」以外の意味があり、映像として上手く活かされているのが良かった。
珍しくあまり酔わなかったのも嬉しい。
長身の怪人の造形も気持ち悪くて好き。
ただ、長身なのかどうかはよく分からなかった。
むしろ顔の方に特徴があると思うのだけれど、なぜ身長を取り上げたのだろう。
登場人物は少ないし、スピード感のある展開ではない。
それなのに飽きることなくハラハラし続けられた。
結局、何の謎も明かされてないし、正体もよく分からないし、結末も呆気ないが、ホラーは全てが解決する必要がないと思っているので、私は満足。
地味だから人には薦めにくいけれど、個人的には凄く楽しめた。