にっきい

JUNK HEADのにっきいのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
3.0
顔からうんこするマリガン。

7年かけて独りで作り上げだ作品と知って楽しみにしてました。

3バカ兄弟の話し。
コレはストップモーションアニメだって事ぐらいしか知りませんでした。
ストーリーは環境汚染で地上に住めなくなったので、地下開発の為に人工生命体マリガンを創造した人類。
しかしマリガンたちに自我が芽生え反乱を起こす。
それから1600年、地上の人類は遺伝子操作により不老不死に近い存在になるが、代わりに生殖能力を失ってしまう。
更に謎のウィルスにより人口の3割が死んでしまい、人類存続の鍵を探す為、地下に調査員を派遣するって話し。
この監督、本業が内装業だそうで背景が本格的なのは仕事を活かしてるからなんでしょうね。
地下に住んでるマリガンたちがめちゃくちゃ個性的。
見た目が色々なのは遺伝子が安定してないからだそう。
そして冒頭に野良の怪物が樹木化するんですが、それにもちゃんと意味あるし、物凄く練られた設定。
雰囲気的には弐瓶勉の『BLAME!』に近い感じか。
上を目指す『BLAME!』と下を目指す今作ではやってる事は真逆だけど。
でも両作共、明確なストーリーがある訳じゃなく、ただ迷宮のような超構造物を歩き回ってるだけ。
ジャンルとしてはハードSFに近いけど、難しい理論とかは出て来ないから見易い。
人工生命体であるマリガンたちからすれば、創造主である人間は神なんだけど、そんな人間の科学力でもどうにもならない事が沢山ある。
滅びゆく人間と、生まれ続けるマリガン、未来を探すラストも良かった。

この前映画に行った帰りの話し。
用事があって九条通りを車で走っていたんです。
東寺の近くでふと目に入ったセブンイレブンの看板が白黒?
あれ?セブンイレブンって赤、緑、橙の3本ラインなのに、ここって特別な店舗なのかな?
しばらく走ると今度は吉野家の看板も白黒?
ええっ?吉野家は緑、橙だよね?
京都だから景観の条例とかで白黒にしてるのか?とも思ったけど、2つの店の中間にある松屋は普通の看板…。
謎だ…。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2021年3月27日
鑑賞回:11:40〜13:26
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン2 G-1
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:115分
備考:アップリンク京都会員(土日祝)
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