三部作構想らしいので話も途中で終わる感じだった。印象としてはシリーズものの総集編一本目って感じ。
めちゃくちゃ凝った美術デザインで、アート系の世界観売りで来るかと思ったら、クソしょうもないギャグ（褒めてます）の連発と不意打ち的にやって来る激アツバトル展開に面食らう。スタッフロールの「堀貴秀」率の高さには笑った。全部オレ映画の持つ乱暴さとトチ狂った独自性は、それこそ塚本晋也が『鉄男』作った時の勢いに匹敵するんじゃないか。制作のきっかけは新海誠らしいが。イマジネーションが爆発してるのか何なのか、アイディアの精査が出来てない気もする。映画のストーリーテリングとしてはエピソードがぶつ切りだし、とても上手いとは言えないけど別に問題ない。キモい生き物たちとユルい台詞劇、美術デザインを見ているだけで満足。架空言語なのに台詞で笑わせる思い切りとしょうもなさ。あとストップモーションアニメとしては普通に凄い。何で独学でこれが作れちゃうのか。続編作って欲しいのでヒットして欲しい。テーマ曲が可愛くて鬼リピした。
