takanoひねもすのたり

JUNK HEADのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
3.8
ち○こを巡る冒険(ちょっと違う)

グロテスクでキュートでち○こなストップモーションアニメ。

生殖能力を失った人類の未来のため、地上の人間は地下で繁殖する生命体『マリガン』の生体調査を開始する。調査員に志願した主人公バートンは、地下へのダイブを開始したが、深度が不明な巨大地下の途中で乗っていたポッドは壊れ、衝撃でバートンは記憶喪失に。
地下に住むマリガン達に拾われて行動を共にするようになったが、巨大地下は迷宮化しており様々な凶暴なクリーチャーも存在していた。


登場人物が作品オリジナル言語というの、子供の時にみた『ピングー』を見た時の感覚を思い出す。そこはピングーの暮らす世界、っていう独特の雰囲気に巻かれる感じ。
それが『ジャンクヘッド』にあって、ちょっと童心に帰ってました 笑

物語は、いわばトルーキンの『指輪物語』の上巻部分迄というところかな(ざっくりな例)
主人公バートンが、記憶を失い、ボディを取っ換え引っ変えするハメになり、クリーチャーとご対面したり、地下に住む様々なマリガンと出会い、目的を思い出し、旅の仲間を揃えてスタートラインに立った辺り。

様々な野生のクリーチャーが登場してグロ可愛い造形でたまりません。
トカゲみたいでチコチコ歩くドラゴンクリッター、殆どそれなおしり虫、デスワームや多脚ワームの深海生物みたいな気持ち悪さも良き。

そして一番愉快なのは3バカトリオの、アレクサンドル、ジュリアン、フランシス……wwwww
だめだ、こいつら愛おしいwwwwww

ともあれち○こを巡る地下迷宮冒険はまだまだこれから。
続きを楽しみにしています。

因みに、序盤でちょっとだけ登場する社交ダンスの生徒さん?な女性ですが、首から胸のライン、ドレスからちらりとのぞく胸の形が、とても美しい曲線の丸みとチラリズムだったのですが……、細部に美は宿るですな……。