『JUNK HEAD』（2017）
監督、撮影、声など、ほぼ全ての作業を映像作家の堀貴秀さんが一人で作り上げた脅威のストップモーションアニメ。完成までに７年掛かった（短編制作→クラウドファンディング→長編制作）こともすごいですが、これがまさかの３部作第一章だと知った時の驚きたるや。
一体何年掛ってやるつもりやねん！という新たな狂気も発覚したすごい作品でした。
ハイテク技術の進んだ未来。謎に満ちた広大な地下世界を調査に行った人間のお話です。
独学で学んだそうですが、撮影技術が本当に素晴らしかったです。重さの表現や、カメラワーク、アクションなどはそれぞれ素晴らしくオリジナリティが高いと感じました。海外の名だたるストップモーションアニメと比べても、勝るとも劣らないくらい独創的で魅力的な作品でした。
観る前は『映像だけで内容はあんまり無さそうだなー』と思っていたのですが（失礼ｗ）、いい意味で振り切っており、下ネタやクリーチャー、アクションなど好きな要素を詰め込んでミキサーでぐちゃぐちゃにしたような、狂気の作品になってました。そうそう、こういうのが観たかったんですよ～ｗ！
映画（特にエイリアンｗ）やマンガなどへのオマージュも至るところに感じられ、『ああ、好きなんだな～』という純粋な気持ちに好感が持てました。
食べられ表現やちんちんにこだわる作家に間違いない説、あると思いますｗ！
https://youtu.be/H9IhR00WF0c
