きょう

JUNK HEADのきょうのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
4.2
● 優れたSFディストピア系映画
● 狂気じみたストップモーション
● クリーチャーデザイン◎

◇ 感想
スチームパンクをベースに独自の路線でつくられた世界観は一見の価値あり。伝説のPCゲーム"ガラージュ"を彷彿とした。

制作の殆どを堀貴秀監督一人で行っており、その狂気じみた偉業にこの点数をつけたい。
ストップモーション映画として、もっとヌルヌル動いてアクションも派手なものはある。だが、特筆すべきはやはり世界観構築と笑いのセンスにあると思う。

気持ち悪いのにかわいいキャラクターや息を呑むほど美しい建築物。それでいてシュールな笑いが盛り込まれ、これまでに映画で感じたことのないベクトルで面白さを感じた。
前述したように歪み系ゲームをプレイした時に湧き出す感情に近い。

ストーリーは三部作構成ということで、第一部である本作では大きく触れないでおこう。完結を生きているうちに見れるよう、楽しみにしたい。
きょう

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