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ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生のウニのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ケン・ローチ監督の作品を見るとドキュメンタリーか?と思うほど入り込める理由がわかった。監督が取り上げる心震えるテーマの理由も。リスペクトしかない。観てよかった。

監督自身、ワーキングクラスから勉強頑張ったらオックスフォードに行けて、階級差抜け出したからこそ見えるアレコレ。
俳優を選ぶときには生育歴を確認して主人公と一致してるか見るというのは、なるほどです。
しかし、イギリス社会の貧富の差が想像越え。さらに歴代あまり解消されてないのが驚き。人と人の小さなドラマの背景には政治の影響があるという監督の作品視点。

衝撃だったのは監督が追っていたテーマの一つ労働運動ものの顛末。リーダーが取引して落としどころを決め、リーダー以外は、全員逮捕とかドイヒー。個と組織。心して暮らしていきたいです。
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