はま

ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生のはまのレビュー・感想・評価

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午前中に観た『わたしは、ダニエル・ブレイク』と合わせてWOWOWで放送されていた、ケン・ローチ監督のドキュメンタリー。

これも内容的に☆は付けませんが、これ1本で、監督の生い立ちとそれに伴って根付いた思想が分かって非常に納得できました。
このドキュメンタリー用に新規で撮影したインタビューが大半を占めているので、他では見られない映像という意味では一見の価値ありかと思います。

これを見て、彼の作品における政治色の強さにも驚きましたが、役者に対するアプローチの仕方なんかもちょっと変わってて印象的でした。

時系列通りに撮影とか、役者本人から言葉を引き出すとか、恐らく最も理想的であろう撮影方法。(撮影で本当に体罰を受けてた子供の涙がリアルで…)
スケールの大きい大作では到底無理な撮影方法だとは思うので、これまでの彼の作品に見合ったやり方だと心底思いました。

ただ私が唯一過去に観た彼の作品『麦の穂をゆらす風』は戦争映画だったし、撮影方法によってはちょっと危険だよなぁとも思ったり。
キリアンもインタビューで言ってたけど、あまりにも役に没頭できる環境すぎて撮影がリアルの世界になる感覚… 憑依型の役者には怖いかも…?

とにかく、ドキュメンタリーにしては色んな立場からのインタビューが沢山あって、当然本人のインタビューもあって、見所はたくさんでした。
まだ全然監督の作品観れてないので、機会があれば観ていこうと思いました。