ここに居ちゃ危ない夏が消えかかる
家族や周りに支えられて句を作り続けた顕信、家族や周りの支えをなしに、その顕信の句だけを心の拠り所にしていじめを乗り超えていく少年
言いたいことはわかるけど、教師も…
木口健太が演じる芯は太くブレないけどつかみどころのない感じの顕信が魅力的でした!
『技巧ではなく、自分の内面から出た言葉で句を作りたい。』といいながら句を最後まで作り続け、そんな懸命に生きる顕信を…
記録映画畑の監督さん、初の劇映画。
監督さんと同郷、岡山の俳人住宅(すみたく)顕心の自由律俳句を追いながら今を生きる少年の心折れがちな日常をスクエアに実直に描く。
春の会話シーン、背景に彼岸花の赤が…
このレビューはネタバレを含みます
オイラは不勉強で住宅顕信という俳人を知りませんでした。
それと俳句に自由律俳句というのがあるのも知りませんでした。
劇中いくつか顕信の句が出てきますがどれもハッとするような句ばかりで興味深かったです…
ずぶぬれて犬ころ
たった、九音の俳句である。
土砂降りの中、濡れそぼってたたずむ犬。
尻尾は垂れ、雨粒に体を打たれ、黒い眼でこちらを見る。
その情景を見る彼の視線。
そして自分自身と犬を重…
映画『ずぶぬれて犬ころ』(本田孝義監督)
1987年に25歳で夭逝した俳人・住宅顕信(すみたくけんしん)の話。そして虐めに苦しんでいた現代の中学生・小堀がその俳句に励まされる…
死を目前にした息子を…
主演とお父さん役と監督のト-ク付きの回だった。上映後、温かい拍手が沸き起こっていた。本人の遺品の服や万年筆を使っての演技、15キロの減量で挑んだ、若くして死にゆく病人という役を、見事に演じ切っていた…
>>続きを読む25歳で夭折した昭和の俳人、住宅顕信の半生を描く。
私はこの方を知らなかったのだが、15歳で調理師を目指し就職、ほぼ同時に年上の女性と同棲、やがて市の清掃員に転職、次は仏教に傾倒して坊さんとなり、亡…
(C)戸山創作所