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累 かさねの62355cinema5のレビュー・感想・評価

累 かさね(2018年製作の映画)
4.0

劇場 No. 143

「MEG ザ・モンスター」とハシゴ鑑賞しましたが、こちらの方が良い出来でした👍
これは劇場で観て良かった‼️

大女優だった母親の13回忌の法要で、累(かさね)は芸能事務所の羽生田に声をかけられる。彼女の右頬には深い切り傷が刻まれていた。
羽生田に言われるままに、ある舞台演劇の鑑賞に行った累だったが、そこで彼女は、容姿端麗であるが演技の下手な女優・丹沢ニナと出会う。
実は、この出会いは羽生田により意図的に計画されたものであった。

冒頭から貞子の登場を思わせるような演出。
そして、いきなりのネタバレで、累とニナの出会いからストーリーへと一気に引き込まれます👀

マネージャーの羽生田(浅野忠信)も、二人に囁く悪魔のようで不気味です👿
また、累の母親(檀れい)も一癖ありそうなオーラをプンプンと出していて、ストーリーのカギとなる場面で現れます😨

でも一番スゴイのは、母親が残した口紅💄を介して顔が入れ替わるという突飛な設定...しかもタイムリミットがあり、制限時間を超えると元の顔に戻るというのが斬新で、これも重要な伏線の一つ㊙️

最初のうちは、マスクが入れ替わっても二人の内面は変わらないのが、途中からは二人の内面までもがスイッチしていく展開が面白かった👭

特に、太鳳ちゃんの二重人格とも言える演じ分けが絶妙で、本来のニナ、ニナのマスクを被った累の見分けが曖昧になってきました⁉️

芳根京子さんも、太鳳ちゃんと同様のことをやってるわけですが、やはり表舞台に立つ機会の多い太鳳ちゃんの方に軍配かな👍

そして、ラストの見どころ...劇中舞台「サロメ」のダンスシーンが作品そのもののクライマックスと同期して、太鳳ちゃんのダンスで一気に盛り上がっていくのも圧巻でしたね💯

全体として、若干ホラー色のあるミステリーに仕上がっていて、見応えのある作品でした👍
邦画も面白いですね😊

※ところで、あれだけ口紅💄を消費しているのに、どうして無くならないのでしょうか?それが気になって仕方がなかったです🤔
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