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ハッピー・デス・デイのgockのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.0
誕生日を迎えて酔って同級生の親切な男子の寮で目覚めたビッチがパーティ行く途中で殺人鬼に刺殺される。次の瞬間、親切な男子の寮で目が覚めてスマホを見ると誕生日そしてまた殺人鬼に殺害され……という同じ一日を繰り返す。何とか殺害される運命を逃れて円環の環から抜け出そうというループ系ミステリー・ホラー・コメディ。
中盤、どうせ死ぬから無茶苦茶やったりするし基本コメディなので「このままでも問題ない?」と雰囲気が弛緩してきたあたりで「殺されたらダメージ蓄積するからやっぱ解決せんとアカン」という舞台装置で話を先に進めるあたり上手い。
そしてループを繰り返す度に、親切な男子の協力も受けて自分の今までの人生、家族などを反省して人間的に成長すると同時にループも解決する。

……という全く欠点のない面白い映画なのだが自分が思春期という多感な時に観た『恋のデジャ・ブ』と全く構成が一緒だったので映画の完成度にも関わらず脳内は無風だった。あまりに一緒なので「オマージュですよ」って意味合いで本作のラストでカーターが『恋のデジャ・ブ』に言及してるけどね。別にパクりだなんだと言いたいわけではなく「このストーリーと、そしてこの感動もう見たわ」と感じてしまった。
これは『ジョーカー』の元になった『キング・オブ・コメディ』『タクシードライバー』を同じく思春期の時に死ぬほど感動したから面白いはずの『ジョーカー』観ても何も感じなかったのと似てる

ブログに感想書きました
https://gock221b.hatenablog.com/entry/2021/10/10/121537
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