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ハッピー・デス・デイのAirconのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ビッチが殺される日をループする話。
定期的にスリラーが発生するので、この設定はスリラーと相性いい!

まず一週目で容疑者を一通り見せて、二週目くらいで名前も全部出て準備完了。
この中に犯人がいる。。。

三週目はどういう理屈なのか。
微妙に説明できない気がする。
ずっといたってことかな。

真ん中あたりからカーターの助言で犯人探しが始まる。
ジャニスジョプリン、フーディーニ、グラウンドホッグデイとか世代っぽくないこと言うキャラのカーター。
ダニエル回は2人ともバスに轢かれたから全然犯人になり得る状態。
カーターもずっとあり得る。

カーターが殺されたことでパーフェクトを求め派手に首を吊るトゥリー。
あの高さはたぶん首がちぎれる。
あの殺人鬼が犯人だと普通に殺されないルート発生しちゃうし、執拗に彼女を狙ってきたのも白人女性ってだけじゃ説明できないから、コイツだったら脚本酷いなーって思ってたらちゃんと違った。
安全装置外すの忘れるのは定番。

カーターと共に寝たところでループしたのでカーターが犯人?かと思ったらロリによる毒殺パターン。
まあ動機もあるし可能だけど、ミステリーとしてはそこまで面白いオチではないとも思ってしまう。
「ロリはないなー」と思わせるようなシーンがなかったから、「そういえばこの人でも可能だな」くらいのオチ。

この辺の匙加減は難しいところ。
あんまりやりすぎるとわかっちゃうし、やらなすぎると必然性が足りないし。
ただロリに関しては車の引火に使ったロウソクのヒントはあった。
あと「実はジャケットですでに示してました」があるから、「ジャケット」を見せれば納得感は高まるかも。
これでミステリーとしてもちゃんとしてたら、タイムリープ+スリラー+ミステリーですごい売れそう。

あとはループしちゃう原因みたいなものも少しは理屈あれば良かった。
まああると逆にSFに寄っちゃうから難しいと思うけど。
体が持たない的なタイムリミット感はもうちょっと出すか、なくても良かった。

こういう映画はワクワクするから観やすいし、神がかった脚本になり得るアイディアは◎
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