ふっくー

ハッピー・デス・デイのふっくーのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.0
令和になり、先日2度目の13日の金曜日を迎えましたね。いかがお過ごしでしょうか。
皆さまホラー映画ライフ楽しんでますか。

いやーようやく見れました今作!!!
上映場所が少なくて、尚且つ本国では2017年に公開した映画を今更になって日本に持ってくるなんて!!!
ずっと気になっていた映画で、Blu-rayのリリースを知った時から「買おう」と思っていた今作。これはまた私のホラー映画の棚に新たな仲間として、続編と共に仲間入りです。笑

最近のホラー映画ではジェームズ・ワンの「アトミック・モンスター」製作の死霊館ユニバースや、ジェイソン ・ブラム製作の「ブラム・ハウス」が映画をめちゃくちゃ盛り上げてくれていて、新作が出るたびにワクワクが止まりません。

今作はいわゆるループスリラーで、ループ物でありがちな「何度も死んで、答えを導く」展開がお決まりとして続くのですが、そこをおどろおどろしく描くのではなく、あえてコメディチックに描くことによって、怖いけど面白い快作に仕上がっています。
怖いと言っても、グロいシーンは全くなく、赤ちゃんマスクの男が後ろからニュっといきなり出てくる驚きが強かったりするので、ホラー映画初心者の方でも気軽に見れますよ。
所々に見られるジョン・カーペンター監督のリスペクトにはニヤニヤしてしまいました。

強烈ビッチな主人公が、繰り返すたびに心を改めていく様と展開がとにかくスピーディーなので、飽きずに楽しめます。恋人カーターが物分かりが良くてめちゃくちゃいい奴。笑

周りを取り巻く人間が割とダメな人間ばっかで面白い。あの女性たち数人でシェアしている家のカオスさといったら。。
終盤の赤ちゃんマスクの攻防がなかなか面白くて、これで終わりかと思いきや、実はもう一段階あるラストはなかなか最高でした。

特典映像に「もうひとつのエンディング」がありますが、これもなかなか面白くて、せっかく生き残ったのに、過去の自分の過ちを恨む結果となってしまうある意味衝撃ラストは違う結末として最高に笑えるかも!?

冒頭のユニバーサルのロゴの粋な演出も素敵です。
ふっくー

ふっくー