Kenta

ハッピー・デス・デイのKentaのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.3
ホラー×タイムループ作品。
主人公ツリーの大事な誕生日である18日が、殺される度に何度も何度も繰り返される。ツリーを狙う犯人の正体とは…?
ツリーを演じるのは『ラ・ラ・ランド』で、ミアと仲良しの仲間を演じていたジェシカ・ロース。良くも悪くも彼女は主役のビッチ役に適役だった。

18日の朝、ツリーは男子寮のある男の一室で目を覚ます。前日にふざけすぎたせいか記憶は曖昧であり、体調も良くはない。部屋の主であるカーターによって介抱されていたらしく、そそくさと部屋を後にする。
男子寮を飛び出し、女子寮についた彼女は、ルームメイトのロリに手作りのカップケーキで誕生日を祝われるが、すぐに捨て、授業へと急ぐ。授業後の女子会では、ココアをこぼされ最悪なツリー。グレゴリー教授とは不倫関係を続けており、父の連絡はずっと無視。性根が腐りきってる彼女は、ついに報いを受け、刃物で刺されて殺されてしまう…!
しかし、殺された後、なぜか目が覚めたらそこは18日の朝、カーターの部屋だったのだ…。

ホラーとタイムループがまさかのマッチでとても面白かった。ホラーというよりはサスペンス…?オバケの怖さじゃなくて、殺人鬼の怖さ。
そして、なんといってもジェシカ・ロースのビッチっぷり!正真正銘のビッチを演じきれていたと思う。いい意味でとてもいい。
正直、日本公開されるのをずっと待っていたため、レンタルにはなるが観れて良かった。

何も考えられずに観られるレベルで内容は簡単だし、あまり濃くない。友達や恋人との楽しめるようないい感じのホラー作品になっていた。(家族とは流石に…笑)

ラストの犯人は予測できなかったし、なんだかんだで殺す理由は理に適っていたし、その辺はしっかり伏線が張ってあり、侮れない作品だなと。
続編ありきの今作なため、2Uでどうなるか期待が高まる一作目だった。
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