斬切りバーニー

ハッピー・デス・デイの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.5
冗談抜きでこれと同じ構想の夢を昔見たことがあって、朝起きた時に「映画みたいな展開で面白かったなあ」と手帳にメモしたものと似た内容が、ツタヤの手書きPOPに書いてあり、マジでビビった(笑)

ベタと言えばベタだけど、こんなことって実際にあるんだな……。

昨今、人生は一度きりだと謳う映画の如何に多いことか。そんな中、まさにゲーム感覚でサクッと死んで、やり直す主人公に違和感を拭えない。

果たして、この子の恐怖心と痛覚は一体どこに置き忘れてしまったの。途中から死ぬことを屁とも思わない強靭さを受け止め切れなくなるよ。

自分の命がかかっているのに、あまりに考えなし過ぎるだろ。その辺りから「あ、これホラーじゃないだ」と確信に変わるが、はっきり言ってコメディの力に甘んじてんだよね。テンポの良さに流されるけど、割と整合性とれてないから!

犯人に辿り着くまでのプロセスも、頭ほとんど使わないので印象に薄く、一度見れば充分って感じ。

うーん、私の夢の方がまだ面白かったんじゃね?