可夜子カヨルコ

ハッピー・デス・デイの可夜子カヨルコのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.2
主人公のツリーは所謂ビッ○といった風貌の気の強い女の子。
彼女が通っている大学のキャラクター(なんのキャラかはよくわからなかったが多分学校のキャラ?)のお面を被った人物が彼女を殺害する。何度も何度も。

命が断たれた瞬間にカーターという青年の部屋のベッドの上で教会の鐘の音と共に目が覚める。それを繰り返す。
酒に酔って前日の夜に彼の部屋で寝た彼女は最初はカーターを訝しげな目で見ていたが何度も命を落とし何度も彼とコミュニケーションを取るうちにどんな人なのか知る事になるんだけど、これの何がいいって《どのループ回でも紛れもなく彼だ》ということ。
作品中の話ではないが、例えば「誰かがUFOを見た」と話した時、
Aさん『そんなの嘘だろう』
Bさん『ほんとうに?話を聞かせて』
と、人それぞれ話を聞く体勢がある。
それはパラレルワールドの話でなく同じ世界線でのループなので何度ループを繰り返したところでAさんは「嘘だ」と言うしBさんは話を聞こうとする。

彼の何年も積み重ねて構築された《彼》という魂は何度ループしても一切変わるものではないのだ。

基盤はホラーだけど、破天荒なツリーにスポットが当たっているお陰でホラーだけどコミカルで、随所に笑えるシーンが盛り込まれていた。
(彼女のパワフルさに救われた)

最初はまったく感情移入も出来なかったので完全なる傍観者として視聴していたが、彼女の胸に隠された気持ちや内面を知っていくうちに途中からは気付くとガンバレー!!!と応援していたね。

謎だったのは医者による診断結果のその後。
そもそもなぜループするようになったのか?
の2点。

私は二転三転して予想を裏切ってくる話が好きだ。
この作品は予想を裏切られる話だよとお勧めするとこんなもんか。と思われてしまうから強く言いたくはないけど個人的にラストのスピード感と展開の持っていき方が大好き。

この作品の中で一番好きなのは
圧倒的にダニエル(アッパー系お姉さん)だね。
取材での発言がダニエル(頭がやばい)らしくてとても好きだしめちゃくちゃ笑った。
ある意味で、ダニエルの取材のシーンがこの作品の中で一番好きなシーンなのかもしれない。

あとね、挿入歌が良い曲が多くて何度もsiriに聞いちゃった。
Mother MotherのLove Stuck
Sir SlyのHigh
The LumineersのOphelia
Demi LovatoのConfident
あとアーティストはわからないけどMoon dustという曲も良かった。
映画で音楽も一緒に楽しめるのいいなー。