このレビューはネタバレを含みます
″ジェイソンやフレディ・クルーガー、チャッキーに続く新しいホラーシンボルの幕開けに胸を躍らせた!″
誕生日に主人公である女性が君の悪いマスクを被った人物に殺されるが、何故か同じ一日が繰り返されるという何とも不思議な設定は「世にも奇妙な物語」でも見た事あるけど、この映画はその運命から何とか逃れようとする一人の女性をシンプルに写している。
中盤までは「実は犯人なんかいなくて誕生日に亡くなる事実をホラーシンボルを使って象徴的に描いているのではないか?」と個人的に思ったが、ところがどっこい実はルームメイトの女性が犯人で、主人公が誕生日だからと毒ケーキを食べさせて殺そうとしたなんて誰が想像出来ただろうか。
ホラーシンボルに対するあらゆる疑惑を持たせつつ、同じ1日が繰り返される一見単調な展開に対して主人公に感情移入させる事で、「さぁ次は何が起こる!?」と思わせてしまうテンポの良さは流石としか言いようがない。
ITにも通じるハプニング映画としても良く出来ているし、何より主人公のへこたれなさが清々しく映る。
あのオタク君の部屋に貼ってある映画のポスター「ゼイリブ」が一々カメラに入ってくるので、何か意味があるのかなと勘ぐってしまったが別に何も無かった笑
「ホラーなんてあの手この手で怖がらせ過ぎてネタ切れでしょw」と思うなかれ。
是非とも一度観てみて欲しい。
P.S.嫁と一緒に観たがルームメイトの女性が犯人かもしれないと割と早めに勘ぐってたらしく、その理由を聞いたら「バチバチに主人公を嫌ってるじゃん。女の人ならすぐ気づくよ」との事。ケーキくれる良いルームメイトじゃんと思った俺は鈍感か?笑