ガーコ

祈りの幕が下りる時のガーコのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
5.0
これは素晴らしい‼︎

絶対、日本アカデミー賞にノミネートするでしょう‼︎

この作品は、新参者である加賀恭一郎の最強で最高のシリーズとなりました!

なんといっても主人公を演じた阿部寛さんの演技力。

そして、ヒロインの松嶋菜々子さんの美しくも儚く恐ろしい存在感。

この2人が事件のクライマックスに相応しい、完璧なストーリーに仕上げていました。

焼死体発見から始まるこの事件。

始めは、加賀さんにとって何も関わりのないものだと思っていました。

しかし、事件の捜査をすればするほど、この事件は自分の過去に強い関わりがあることが分かってくるのです。

事件の鍵は自分…⁉︎

一体自分にどんな秘密が隠されているのか?

捜査を進めていくうちに、複雑に絡み合った殺人事件の糸が、何十年もの歳月を越えて紐解かれようとしています。



阿部さん自身も濃いキャラクターで有名ですが、ここに登場する人物は皆濃いキャラを持つものばかり。

誰一人見落とすことのないよう、スクリーンに釘付けになること必須です!

そして、私の一押しは、なんといっても小日向文世さん。

あの優しくて素朴な姿に、劇場全員が涙することでしょう…。

彼の多彩な演技力は、毎度のことながら驚かされてばかりです。



「さらば新参者」とありますが、これで終わって欲しくはありません…!

この事件が解決したからこそ、今度こそ加賀恭一郎の新たなステージの幕開けとなることでしょう!

新参者シリーズは、これで終わってしまいますが、加賀恭一郎シリーズはこれからもずっと続いて欲しいと願っています!
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