ゆっけ

祈りの幕が下りる時のゆっけのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
4.5
『祈りの幕が下りる時』おすすめポイント

➊東野圭吾の伏線の効いたミステリー
➋家族の絆をしっかりと描いたドラマ
➌小日向さん、桜田ひよりさんの演技クオリティ(子役がうまい映画は良い映画)

東野圭吾原作ドラマ「新参者」シリーズにして、完結編。
自分はドラマの方を観たことなかったのですが、そんな人でも感動できるドラマになっていました。
あの展開は辛すぎますよね。。

阿部寛演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が卓越した人間観察眼で難事件を解決していくシリーズ。

「人はなぜ嘘をつくのか」

ということがシリーズのテーマとのことですが、
犯罪を犯す人の”弱さ”をきちんと描いている点が素晴らしい。
そうしなければならなかった、複雑な理由が、加賀恭一郎によって紐解かれ、そしてその罪を犯した人が本当の意味で救われていく、
その過程がちゃんとあるから、観た後の後味が良いのだと思います。

そして、ドラマシリーズを観てきた人は、
加賀恭一郎が日本橋署に留まる理由や父との確執、母の失踪の理由など、主人公の”謎”が明らかになるのも映画の見どころの一つになっていると思います。

東野圭吾作品は、単なるミステリーではなくて、家族(人)を描いているのが良いですよね。
『容疑者Xの献身』『手紙』『秘密』然り。

松嶋菜々子もさすがなのですが、その幼少期を演じた桜田ひよりさん、そして小日向さんが素晴らしすぎでした。

ドラマ「半沢直樹」の福澤克雄監督ということで、初めの部分の過剰なテロップ解説だなぁと気になりましたが、
入り組んだ人々の関連性があるので、割と親切設計なことに後々気づきます。

■ジャンル:ミステリー,人間ドラマ,家族,シリーズ(シリーズ観てなくても大丈夫)
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・鑑賞理由:試写会
・キャスト:★5
・ストーリー:★5
・テンポ★5
・要素:泣けた、切ない
・好きなシーン:加賀が、ざるそば3つ頼むシーン
・一押し俳優:小日向さん(さすがです)、桜田ひよりさん(トンネルでの別れシーン、あれは泣きますよ)
・誰と:家族
・どんな人に観て欲しい?:ヒューマンドラマが好きな人
・いつ(どんなとき):良い邦画を観たいとき
・どういう気分になる?:温かい気持ちになれる、和やかに