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祈りの幕が下りる時のTAKAのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
4.3
2018-034-026-008
2018.1.31 TC梅田本館 Scr.1

・日本ミステリの秀作
・迫真のドラマ
・松本清張の世界
(追記。)
・う~ん・・・

皆さんの評価が高いのでかなり期待して観に行ったのですが、期待に違わず面白かったです!

原作、TVシリーズ、TVSP未見。
映画「麒麟の翼」は劇場鑑賞しました。
確か親子の情にぐっときた物語ではなかったかなと、何となく記憶してます。
それと面白かったことと(^_^)

さて本作。

探偵物語(TV版)の工藤ちゃん(松田優作)をヒーローと崇める俺としましては、本作の加賀みたいなどっかすっとぼけたところのある主人公って、大好物なんスよ♪
(* ̄∇ ̄)ノ♪

まぁ、前作でそういうキャラだったかなぁ?とは少し思ったんですがf(^_^;
どうでしたかね?

たまたま従兄弟のお手伝いをしたような事件。
それがいつしか自らの過去、
長い間探し求めていた真実との対峙へと繋がって行く・・・
そしてその謎が明かされたとき、新参者は・・・

ミステリなんでね。
あまりストーリーには触れられないf(^_^;(笑)
なので、全体的な雰囲気中心のレビューになりますが・・・。

良作でした(^_^)
思っていた以上に。
日本ミステリの秀作でしょう。
あんなに泣かされるとは思ってませんでした。
。・゜゜(ノД`)

丁寧に段取りを辿っていくので、ミステリとして楽しめるし、ドラマとしても分かりやすい。(^_^)

ポイントポイントで加賀が出て来て、半拍ズレたような感じで呟くセリフが最高!
ヾ(≧∀≦*)ノ〃
おいしいですなぁ♪
阿部寛さんサイコーっス♪(* ̄∇ ̄)ノ(笑)

松嶋菜々子さんもキャラが立ってる!
( ̄▽ ̄)b!

ただ、前半がテンポよく進みすぎてて、少し抑揚ってか欲しいかな、ちょっと淡々とし過ぎてるかな、とは感じてた。

しかしそれは全て、後半のドラマの為だった。

。・゜゜(ノД`)

親子の愛に泣けました。

正直言うと、事件の輪郭は途中で分かってくるんですよ。

それでも魅せるドラマ。
阿部寛さんと松嶋菜々子さん、スゴいです。

阿部寛さん相変わらずサイコーっス♪(^_^)
本作はまさに嵌り役!( ̄▽ ̄)b!
緩い雰囲気とアツい心が絶妙のブレンド具合でした。

松嶋菜々子さんについて。
誤解を恐れずに言うならば、メイクの関係か角度の問題か、松嶋菜々子さんがあまり美しく見えない画もあったように思う。
だけど迫力のある演技、内面のキリッとした美しさが画面に溢れていた。
いい役者さんだなぁ。改めて。

そして小日向文世さんや伊藤蘭さん、田中麗奈さん、個人的に久し振りの烏丸せつこさん、飯豊まりえも良かったなぁ。
溝端淳平もいい感じだったかな。破裏拳ポリマーより本作みたいな役柄の方が似合うかな(苦笑)
山崎努さん、渋い。
宇宙戦艦ヤマト実写版の沖田艦長だもんなぁ♪
(* ̄∇ ̄)ノ♪(笑)
田中麗奈さん、何気に重要な役だったかなと。(^_^)

そんな脇を固めるキャストも充実した本作。
幾分チャラい(失礼!笑)予告編とは裏腹に骨太の作品でした。

親子の情、
長きに亘って募る想いと心の壁
因縁。

愛ゆえの切なく忍びない想いが真正面から描かれます。
俺は松本清張の世界を感じました。
砂の器の世界を。

だから日本ミステリの秀作と感じたのですね、多分(^_^)

見応えたっぷりの本作。
オススメです(^_^)

う~ん・・・と感じたところもあるのですが、それは追記。に。
読まれたくない方は、華麗にスルーしてください♪
(* ̄∇ ̄)ノ♪

追記。
・ある意味、見せ場を網羅した素晴らしい予告編だったのね♪(* ̄∇ ̄)ノ♪(笑)

(以下、う~んなところ)
・もう少しサプライズが欲しかったかな。
淡々と進んで、舞台が多い割には場面の変化も少ない印象で、展開にもう少し起伏が欲しかったかなと。
エンディングの曲と相まって、なんか2時間ドラマっぽい感じがしたf(^_^;
2時間ドラマが悪いとは言いませんが、映画なのでね。
しかも日本ミステリの秀作(^_^)
あ!曲をけなす意図はありませんよ、念のため。俺が持ってる2時間ドラマのエンディング曲のイメージだっただけですf(^_^;
・春風亭昇太さん。なんで?
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