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祈りの幕が下りる時のSkylerのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
2.5
シリーズファンとして、これが最後の作品というのはとても残念。

内容云々より、まずキャストに花がなさ過ぎるし、ストーリーもお決まり2時間ものの在り来たりな不幸話で陳腐。

連ドラ、麒麟の翼、眠りの森は、キャスト陣も花があり、設定もオリジナル感がある。

対して、祈りはどうかというと、キャストはもっとも花のあるのが犯人だか、他は年齢もかなり高めな上に、設定上でも魅力を感じる人物が登場しない。

作品全体を見たとき、花のある存在はとても大切で、だから批判され続けてもアイドル役者は重宝されるし、実際に数字も稼げるのだ。
連ドラでは向井くん、黒木さん
麒麟では、松阪くん、ガッキー
眠りの森では、石原さとみちゃん、他

演技の上手い役者だけを揃えれば、クオリティの高い面白い作品が出来るかというと、そんな事はまったくなく今作も良い例の1つ。

せめて、犯人の所にDNA鑑定の材料入手に同行するのが、田中さんではなく、黒木さんだったらな、と思う。

人気シリーズ新参者のラストになる作品なのに、興行成績寂し過ぎないだろうか?
同じ人気ドラマシリーズ、コードブルー と比較すれば一目瞭然。

プロの作り手がそんな事わからないはずないと思うんだけど。

更に、肝心のストーリーも酷過ぎる。
罪の無い人がたくさん殺されて、自分を守り続けてくれた父親を絞殺し、不幸の元凶となった母親は結局許された。

製作者はどこに共感して欲しかったのか?




加賀の過去にシンクロさせたのは良かったけど、ど素人目にももう少しやりようがあったはず。
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