HirokiSo

祈りの幕が下りる時のHirokiSoのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
4.0
Japanese Film Festival@カンボジア

日本とカンボジアの交流を深めることを目的に、大使館や国際交流基金が実施してる無料の映画祭にて。

初日第3弾はThe Crimes That Bind(祈りの幕が下りるとき)
東京のアパートで発見された絞殺死体。被害者の押谷道子は、滋賀から来てなぜか堀越睦夫の家で死んでいた。2人の関係性がまったく掴めないまま、捜査は難航するかに見えた。しかし、少し前の河川敷焼死体との関連、浮上する舞台演出家の存在と、次第に見えてくる主人公・加賀恭一郎の過去との繋がり。
複雑に絡まった事件を解く鍵は、恭一郎自身にあるのではと気づいたとき全ての真実が明かされだすーー。

ちょっと日本語話者じゃないと難しいんじゃないかなというレベルではあったが、作品自体は非常に完成度が高く、原作や過去作を見たことがなくても十分に楽しめた。
特に浅井博美の過去エピソードは演技も迫真に迫っており、見ててハラハラした。構成も役者もすばらしい。

原作も好きな東野圭吾ということやし、また全部読んでみたいと思わせる出来。
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