メタルマン

パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人のメタルマンのレビュー・感想・評価

3.7
「国のために散れ」――これが日本軍の考え方なら、ロシアは「生き抜いて皆と戦え」。

突破されれば国の陥落も見えてくる重要な拠点、そして迫り来るのは50台以上の戦車と随行する多数の歩兵達。
装備も兵士も足りない絶対不利な状況下で、国を守る最後の砦として戦った28人を描いた実話。

ロシアでは有名なエピソードを、クラウドファンディングによって資金を集めて映画化したとのことですが、なるほど作り手側の「半端な物は作らない」という熱意が画面に表れてますね。戦場の緊迫感が本当に凄い。

砲撃、爆発、鳴り響く轟音。特に終盤、ギリギリの局面での戦いには目が釘付けでした。
ハリウッドのヒロイックな演出とはまた少し違った泥臭い雰囲気も、当時の兵士達へのリスペクトを感じて好印象。

やっぱり世界には、自分の知らない壮絶な実話がまだまだたくさんありますね。
映画を通してこういったエピソードを知れるのは本当に有意義だと感じます。
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