パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人の作品情報・感想・評価

パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人2016年製作の映画)

Dvadtsat vosem panfilovtsev/Panfilov's 28

上映日:2017年07月15日

製作国:

上映時間:112分

3.4

あらすじ

1941年、“バルバロッサ作戦”が開始されナチスドイツがロシアに侵攻。11月には、モスクワは大軍に包囲されようとしていた。首都郊外のヴォロコラムスクを守備していたパンフィロフ将軍指揮下の第4中隊は、ドイツ軍装甲師団による猛攻撃に直面する。圧倒的な敵の攻勢の前に、部隊は瞬く間に壊滅状態に。だが、「後退する場所はどこにもない。俺たちがモスクワを守る最後の砦だ」という指揮官の言葉に奮起し、生き残ったわ…

1941年、“バルバロッサ作戦”が開始されナチスドイツがロシアに侵攻。11月には、モスクワは大軍に包囲されようとしていた。首都郊外のヴォロコラムスクを守備していたパンフィロフ将軍指揮下の第4中隊は、ドイツ軍装甲師団による猛攻撃に直面する。圧倒的な敵の攻勢の前に、部隊は瞬く間に壊滅状態に。だが、「後退する場所はどこにもない。俺たちがモスクワを守る最後の砦だ」という指揮官の言葉に奮起し、生き残ったわずか28名の兵士たちは、降伏ではなく徹底抗戦を決意する。敵は54台のⅣ号戦車部隊。味方の装備は対戦車ライフルと爆薬だけ。それでも男たちは、絶対不利な戦いに挑んでゆくが……。

「パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人」に投稿された感想・評価

小一郎

小一郎の感想・評価

3.5
新宿シネマカリテの「カリコレ2017」での鑑賞2本目。ロシア国民で知らない者はいないとされるエピソード「パンフィロフの28人」。第2次世界大戦中、ナチスドイツの戦車部隊にわずか28人で立ち向かったロシア兵たちの“物語”を、ロシア文化省の後援とクラウドファンディングにより映画化。

このエピソードはねつ造疑惑があるという。制作者のアンドレイ・シャロパ氏は<映画は戦時中の伝説にまつわる芸術的な見方であってドキュメンタリー作品ではないとも強調>し、同氏にとっては<旧ソ連時代の戦争映画の輝きを取り戻すことが重要>で、<「人々はこうした映画を長い間求めていた」>という。
(http://jp.wsj.com/articles/SB12651166888765394352004581165943210406316)

ということでこの映画は、ロシア、ソビエトの誇りを取り戻せ系の映画、なのかな。ロシア政府も資金を出しているくらいだし。ドイツの攻撃を28人で跳ね返したって、本当なら物凄いエピソードだけれど、事実かどうかはあまり関係ないのかもしれない。

見どころはもちろん、戦闘シーン。これがナカナカの迫力。戦車や戦闘機、兵器が好きな人にはたまらないかもしれない。激しいドイツ軍の攻撃をしのぎにしのいで、絶対絶命と思ったら、ドラマチックなラスト展開。確かに盛り上がるよね。

第二次世界大戦中旧ソ連がフィンランドに侵攻した「冬戦争」で、「雪中の奇跡」と呼ばれたフィンランドの戦いぶりを描いた『ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦』という映画を観たけれど、それと似ている。もっとも『ウィンター・ウォー』は史実に基づいていて、全然劇的ではなく、観ている方も疲弊して終わる。

本作については内容がどうかという以前に、何故、今この時期に制作されたのかということが重要なのかもしれない。そう思うと、ボンヤリ観終えてしまったことがちょっと悔やまれる。

●物語(50%×3.0):1.50
・戦闘シーンに入るまで断続的に寝落ち。故に「ロシアは広大だ。だが、撤退できる場所はどこにもない。われわれの後ろにあるのはモスクワだ」があまり響かず。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・戦いぶりはナカナカ。こういうこともあるのかも、と思いつつ観てしまった。

●映像、音、音楽(20%×4.0):0.80
・戦闘シーンの迫力は凄いっす。

私は ダンケルク よりもこちらに惹かれます!
(´∀`)
2017年7月に映画館で観賞
babygrand

babygrandの感想・評価

4.0
あまり期待せずに映画館へ行ったが、戦闘シーンのクオリティ高さにビックリ。

最後の戦闘シーンだけなら、最近観た「ハクソー・リッジ」の戦闘シーンと比べて引けを取らないくらい良かった。
特に迫って来る敵戦車群に対してそれを向かい撃つ歩兵隊との死闘は度肝ぬかれた。

最近の戦争映画によく見られる人体破壊などのゴア描写は割と控えめだが、死んでいく兵士一人一人がなまなましくリアルに感じた。


しかしハリウッド映画によくある「起・承・転・結」の分かりやすく面白い展開とは逸脱したり、慣れていたテンポ感とは違った映像編集で違和感は否めない。音楽はちょっと盛りすぎかな、、


あと戦闘前の陣地構築、色んな火器(対戦車砲/対戦車ライフル/重機関銃/野砲)の装填シーン、ドイツ戦車の中から見た光景など、一切逃げずに丁寧に描かれて好感持つ。

CGとおそらくミニチュア撮影で再現された3号と4号戦車の出来は寄りのシーンで若干雑に見えたが、これ以上ないくらいめっちゃ暴れ回ったし、概ね良かった。


とにかく映画館で観て良かった。



・夜間行軍中兵士の会話中でちょいと出る「七人の侍」の話はあり得ないけど、映画的にはアリかな

・ロシアの戦争映画って本当に対戦車ライフル好きだなw