ボナペティ男

サイゴン・ボディガードのボナペティ男のネタバレレビュー・内容・結末

サイゴン・ボディガード(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 民間警備会社『サイゴン・ボディガード』に勤める生真面目なトリン(キム・リー)と真逆のビエン(タイ・ホア)。ある日、ビエンの妹ティ(チー・プー)の依頼を受け、大企業「レ・ミルク」の社長の葬儀のために帰国する御曹司ヘンリー(ベー・チャン)の警護に当たる。ヘンリーは父の意思を継ぐことを決意するが、葬儀の最中に誘拐されてしまう。
 二人は誘拐犯を追いかけるも逃げられてしまう。その最中にたまたま出会ったヘンリーと瓜二つの屋台売りの若者フック(ベー・チャン)をヘンリーに見立て、その間に本物のヘンリーを救出する作戦を立てる。
 凸凹コンビのバディ・アクション・コメディ。

 ちゃんと面白いところもあるし、ギリギリ笑えないところもある。
 牛乳会社の葬儀に乳牛が参列し、弔辞を述べる。ンモォーと鳴けば参列者が泣く。
 牛乳はセクシーだ。小泉進次郎環境大臣。
 シュッとした黒スーツ二人が黒ストッキング被って潜入。
 レストランで突然始まる"I will survive - Gloria Gaynor"。展開は意味わからんし、歌上手くて笑ってしまった。
 トリンとビエンの思い出を回想するシーンが全部意味わからん。めちゃくちゃ楽しそうで、なんかぐっときてしまった。
 扉を開けたら巨大な黒人格闘家が出てくる。乳首ちみるのはずるい。

 トリン役のキム・リーがバキバキに引き締まった身体で、中々に動いてくれるものだからアクション・シーンも見応えがある。洗練されてはいないけれど、肉体的なアドバンテージがあっていい。

 まるっと解決しにいく終幕までの流れはちょっと雑。どうせならもっと決め手をもってスッキリ解決してほしい。
 ただ、エピローグでフックがボディガードとして登場するのはよかった。それぞれのキャラクターが活き活きしていて楽しめる映画でした。割に次回作とか撮って欲しい気もしちゃう。
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